家庭用脱毛器での脱毛処理は、脱毛サロンへ行かなくても自宅で「脱毛」できる手軽さや予算面から、選択する人が少なくない方法です。
ですが、専門家のいる場所ではないこともありますから、使い方をしっかり把握することを前提にしているのだと忘れないようにする必要があります。
家庭用脱毛器の使用方法~準備編~
【脱毛1~2日前】
(1) 冷却パックの準備(冷凍庫に入れて冷やしておく)
脱毛器を使用する際、火照った肌のダメージを軽減させるためのクールダウンに使います。
照射前・照射後・脱毛終了後とこまめに使いますが、これを行わずに脱毛すると、肌が炎症したり、色素沈着を起こしたりしますので、必ず準備してください。
(2) カミソリorシェーバーで自己処理
脱毛器での照射を行う前に、長すぎる体毛をカットしておく必要があります。1~2日前に処理しておきましょう。
この際、肌に傷がつくような剃り方(ローションを使っていない・体毛の生え方に逆らった逆ゾリ等)は避けてください。
また、ピンセットやワックスでの毛抜き処理もNGです。脱毛器での照射は、毛が肌から見える状態でなければ、行っても効果がありません。
家庭用脱毛器の使用方法~実践編~
(1) 脱毛部位は清潔に
照射を始める前に、脱毛部位はきれいにしておきましょう。また、照射部位にローションなどを塗ったりしないでください。
(2) 照射テスト→出力レベル調整
機種によって違いはありますが、脱毛器には出力レベルがあります。
本格的に始める前に、自分に合った出力を低いレベルから確認しておきましょう。出力が強すぎて火傷したり、逆に弱すぎて効果がなかったりといったことを防ぐためです。
(3) 照射(脱毛処理)中
いよいよ脱毛器での処理を始めたら、準備段階でお話しした冷却パックを手元に置き、
1.肌の冷却(しっかり冷やす)
2.照射(隙間なく・重ならないように)
3.部位のクールダウン(しっかり冷やす)
基本は、この手順で行います。
脱毛器の機種によって連続ショットの設定等、特徴などに違いがある場合も考えられますので、取扱説明書は必ず熟読してから使用するようにしてください。
注意事項やアフターケアについて
【注意事項】
(1) 肌の状態が悪いときは脱毛しない!
体調不良である、肌の調子が悪い、日焼けしている、生理期間、妊娠していることがわかった……などなど。
肌は、日常生活のあらゆることに影響を受けています。便通の悪さや体の疲れがそのまま肌荒れとして出ることもあります。女性ならではの生理・妊娠も、ホルモンバランスが通常と違っているため肌が敏感になっており、脱毛する時期としては不向きです。

(2) 間隔は2週間くらいが目安
一度脱毛したら、次に行うまで2週間ほどの間隔をとりましょう。
体毛には生えてくるまでのサイクルがあります。そのタイミングを見計らいながら脱毛を繰り返していくことで、効果が現れやすくなります。
【アフターケア】
(1) 脱毛直後はクールダウンと保湿!
脱毛直後の肌はダメージを受けた状態で敏感です。保冷剤などを使って肌を冷やすことで、このダメージを軽減させます。
また、肌が乾燥気味にもなっているので、保湿クリームを塗るなどでしっかり潤いを与えてください。
(2) 肌への刺激に注意!
デリケートな状態の肌に刺激を与えること(プールや海水浴・入浴・サウナ等)は避けてください。なかなか火照りが治まらない時は肌を冷やして落ち着かせます。
脱毛した日の入浴は、湯船には浸からず温めのシャワーを浴びる程度にし、体を洗うときはゴシゴシこすらないようにやさしく洗いましょう。
肌トラブルを起こさないように
以上、使い方一つ、注意の仕方一つで効果が変わってしまうことや、肌のトラブルにつながることも頭に置いた上で、家庭用脱毛器を使いこなしましょう。
この点をすっ飛ばしてしまうことは、そのまま肌トラブルなどに見舞われる可能性を高くしてしまうことでもあります。